塾講師を辞めたい。そう思った時に確認をすることとは?

辞めたいと思った時 マインド

大学の授業や就職活動、インターンへの参加など、様々な理由で塾講師を辞める場合、どのような手順で進めていければいいのでしょうか。
どんなアルバイトでも、いつかは辞めなければならない時が来ます。
そんな時の「辞め方」について、学校は教えてくれなかったと思います。
卒業と同じで、どんなに短い期間でも自分を採用してくれた勤務先に迷惑をかけずに退職できるようにするのが一番良い辞め方ではないでしょうか。
今回は、「アルバイトを辞めたい」と思った時、辞めるためのステップを正しく踏んで円満に退職できるよう事前に確認すべき点や引き継ぎ内容などをお伝えします。

塾講師がバイトを辞める理由とは?

塾講師のアルバイトを辞めたいと思う理由はさまざまです。代表的な例を見てみましょう。

学業との両立が難しくなってしまったから辞めたい

大学と塾講師の両立

大学生のスケジュールは前期・後期で異なります。
学年が上がるにつれて、専門科目や実習が増えるため、自分が予想していたよりもアルバイトをする時間をとることが難しくなってしまうこともあります。
大学受験を経て入学した大学の授業はもちろん優先するべきだと思います。
学業との両立が難しいことで塾講師を辞めたいと思う学生は一定数います。

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特に個別指導の「栄光の個別ビザビ」では、そんな大学生でも勤務できるように週1日・1日80分から勤務できるようになっています。
在籍している多くの学生が、前期・後期で勤務スケジュールを変えながらも、塾講師として活躍してくれています!

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給与が予想よりも低かったから辞めたい

給与計算

塾講師が得られる給与は、自分が指導できる科目・学年・時間帯に加え、指導を希望する生徒側との相性や指導レベルによって変わります。
指導科目数が多ければ多いほど、生徒を担当できるチャンスは増えますが、必ずしも自分が希望する勤務時間全てを埋めることは難しいのです。
応募時に予想していた給与との差を感じ、辞めたいと思ってしまうことがあります。

塾講師の他にもやりたいことができたから

塾講師以外のお仕事
例えばカフェのアルバイトとか

塾講師の他にも多くのアルバイトがあります。
自分の将来のためにやってみたいアルバイトがあるのであれば、新しく挑戦してみることも大事だと思います。
他にも、資格取得のためにセミナーに通いたい、実家の稼業を手伝いたいなど、塾講師以外にも自分のやりがいを見いだせそうなものができたことで、塾講師のアルバイトを辞めたいと考える人もいます。

就職活動に専念したい/就職先が決まったから辞めたい

就職活動

大学3~4年生の方に多い塾講師アルバイトを辞めたい理由です。
自分のやりたい仕事に就くために、インターンに行きたいと考える学生は非常に多く、そのためには一旦今勤務しているアルバイトを辞める必要が出てくることもあります。
就職活動時には、企業側との面接日を組むことを優先することを考えると、授業時間を固定する塾講師のアルバイトは続けづらいのかもしれません。
また、めでたく内定が決まった後、内定者向けの研修やセミナーを定期的に実施する企業も多く、思ったよりも自由に時間を使うことができない場合もあります。
同期となるメンバーとのコミュニケーションを図るチャンスですので、ここはぜひ参加しておきたいところです。
実際、就職活動を機に塾講師のアルバイトを辞める方もいます。

塾講師を辞めたいと思った時、いつまでに言えば良い?

「辞めたい」と思った時、まずは就業規則の確認をしてみてください。

法律上では、勤務期間を定められていない仕事の場合であれば、退職の意思を表明してから2週間後に辞めることは可能ですが、学習塾の場合は有期雇用契約(勤務期間を定めている契約)を結んでいることが多く、対象外となります。

学習塾の多くは、生徒情報の引継ぎや退職時の提出書類等の準備期間等を踏まえて、一か月~三か月前までには辞める意思を伝えることが就業規則に記されています。

ちなみに、退職したい日から逆算し、その日が来るまで待つのではなく、辞めたいと思った時に伝えても大丈夫です。
辞めたいと思う日の2か月前でも3か月前でも良いのです。

自分が担当していた業務を漏れなく引継ぎを行うためにも、余裕をもって退職の意向を伝えるようにしましょう
早めに伝えることで、ストレスなく次に自分がやりたいことに向けて進むことができます。

研修期間中に辞めたいと思った時、どうすれば良い?

研修期間中

採用後の研修期間中、やっぱり思っていたよりも難しそう・自信がなくなってきたなどの理由から、辞めたいと思うこともあるかもしれません。
もちろん、そういう場合は無理に続ける必要はありません。
この場合、「やむを得ない事情」として、学習塾側も無理にとどめることなく退職の手配をしてくれることと思います。

もし、「初めての仕事だから」「慣れていないから」という思いが強い場合は、ちょっと考え直してみると良いかもしれません。
誰でも最初は未経験からスタートするので、研修中も不安でいっぱいだと思います。
不安に感じることや経験が浅くわからないことがあれば、研修担当者や周囲の先輩に相談をしたり、解決策を教えてもらうのも良いでしょう。
やっぱり塾講師をやってみたい、と前向きに思えるようであれば、そのまま継続してみることをおすすめします。

また、正式に自分が担当するクラスや生徒が決まった直後に退職を申し出てしまうと、生徒や保護者の方から塾全体の信頼を失うことになってしまいます。
研修中に感じた自分自身の中での違和感や辞めたいと思った気持ちは早めに伝えるようにしましょう。

辞めるタイミングとしてベストな時期は?

辞めるのに適している時期、というのは正直ないかもしれません。
慣れ親しんだ先生が変わるという生徒側のストレスが、少しでも和らぐような時期としてよく聞く時期は以下の2つでしょうか。

夏期講習後
 大学生の後期スケジュールと共に講師交代がよく行われる時期です。
 新しい先生に引き継ぐと同時に退職するという先生もいます。

3月末(生徒の受験が終わった後)
 学年の区切りとして3月末はオススメです。
 春は塾講師に応募する人も多いため、比較的辞めやすい時期と言えます。

塾講師が辞めるということは、生徒側から見れば担当の先生が変わることになります。
生徒側のストレスを最小限に抑えてあげたいという塾側の想いもありますが、継続することで塾講師自身が大きなストレスを抱えてしまっては良い授業はできないと思います。
辞めることに日々悩んでしまうようであれば、早めに教室の責任者に相談をしましょう。
早めに相談をすることで、自分自身の気持ちも楽になりますし、次のステップに向けて準備ができるようになります。

気持ちよく辞めるための伝え方は?

正直、辞めることを伝えるのって躊躇してしまいがちです。
悪いことをしているわけではないし、むしろ後任の方を早く決めて生徒の引継ぎを正しく行えるようにするためなので、ここはきちんと伝えられるようにしましょう。
一番の理想は、責任者の方と時間をとって、辞めたい理由と辞める時期を伝えることです。
間違っても、他の講師に伝えてもらうようなことはしないようにしましょう。
退職時には退職届の提出や貸与物の返却(名札や白衣等)が求められます。
返却物の確認を必ず行い、期日までに返すようにしましょう。

辞めたアルバイト先からの源泉徴収票は必ず保管しよう!
年度の途中でアルバイトを辞め、新しく次の職場でアルバイトを始めたり就職をした際は、年末調整や確定申告のために辞めたアルバイト先の源泉徴収票の提出を求められることがあります。
紛失した場合は辞めたアルバイト先に再発行を依頼することになりますが、再発行に時間がかかってしまい、処理に間に合わないこともあります。
源泉徴収票が届いたら、必ず手元に保管しておくようにしましょう。

税金関連について詳しくまとめた記事もあります。
>>大学生も知っておきたい確定申告・源泉徴収について

塾講師が辞める前にする大事なこととは?

塾講師が辞める時、生徒情報について引き継ぎ書を用意している塾もあります。
もし引き継ぎ書となるものがない場合は、以下の内容は必ず伝えるようにしましょう。
・生徒の目標や志望校
・授業で進めていた単元の進捗状況
・普段の宿題の量や実施状況
苦手な単元つまづきやすい箇所
どんな声掛けをすると生徒自身のやる気が出やすいのか など

後任として引き継ぐ講師がスムーズに授業を行えるよう、自分が引き継ぐ側の立場だったらどんなことを教えてほしいのかを考えながら伝えるのが良いです。
特に、生徒が苦手な部分・間違えやすいところについてはなるべく細かく書いてあげると、新しい先生も注意しながら授業を行ってくれます。

栄光ゼミナールでは・・・

栄光ゼミナールでは生徒に関する情報を一つのファイルに保管しています。
そのファイルを後任となる講師に共有することで、ある程度勉強に関する生徒の情報を引き継ぐことが可能です。
勉強以外での指導方法や宿題の出し方など、これだけは伝えておきたい!という内容については、個々に伝えてもらう場合もあります。

最終出勤日当日はどうすれば良い?

辞める当日

最終出勤日=学校の卒業と同じくらい大切な日です。
最終出勤日にはお世話になった周囲の先生方や事務の方にご挨拶をしましょう。
今後、いつ・どこで職場の方々と遭遇するかわかりません。
将来子どもができた時に通う保育園や、ショッピングモール、コンビニ、カフェ、非常時を含め、全く出会わないという確率はゼロではありません。
再会した時にも気持ちよく挨拶できるよう、社会人のマナーとしてきちんとお別れをしましょう。

特に生徒たちは先生のことを覚えていることが多いのです。
どんなに時を経たとしても生徒たちにとって、先生はいつまでも「先生」として記憶に残ります。
もしばったり会ったときは最大限の笑顔で応えてあげてほしいと思います。

首都圏を中心に展開する栄光ゼミナールでは

首都圏を中心に約570教室を展開している学習塾『栄光ゼミナール』をご存知ですか?
栄光ゼミナールでは、小学生・中学生・高校生を対象に、自分が得意な科目で授業を担当していただきます。
集団指導・個別指導・オンライン指導など、自分に合った指導形態も選べます。

全国の教室で約1万名のスタッフが活躍していますが、毎年卒業を迎える講師も多くいらっしゃいます。
その中には、大学のキャンパス移動により、やむを得なく勤務ができなくなってしまったり、転居で通いづらいことが原因で退職を希望する方もいらっしゃいます。

栄光ゼミナールでは転居先でも継続して勤務できる教室をご案内することも可能です。
これは全教室直営で運営している栄光ゼミナールの強みでありメリットです。
慣れた環境でストレスなく勤務できるよう、教室メンバーがサポートします。

もし次も塾講師として働きたいと考えているのであれば、栄光ゼミナールに応募してみませんか?

なお、栄光ゼミナールでは採用試験をオンラインで行っています(一部地域除く)。自宅で採用試験を受けることができますので、ご安心ください。

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