塾講師のバイトを考えている人にとって、まず気になるのは「自分は採用されるのか、それとも落ちて不採用になってしまうのか」ということです。
塾によって採用・不採用の選考基準は異なりますが、「学力が高ければ必ず採用される」訳ではありません。
実際に大手の学習塾の採用担当をしてきた経験から、どうすれば塾講師のバイトで採用されるのか、どうなると不採用になる可能性が高いのか、合否の分かれ目をお伝えします。
塾講師のバイトに落ちた…、採用の連絡が来ない…、選考に受からない…とならないために、これから塾講師のバイトを始めようとしている人は参考にしてください。
塾講師バイトの採用担当が教える不採用の理由!
●●大学なのに塾講師のバイトに落ちた
○○大学○○学部なのに塾講師のバイト不採用になった
例えばSNSでこんな風に言っているのを目にしたことがありませんか?
塾講師のアルバイトは、子供たちの将来に関わる仕事ですし、学習内容を理解していなければ教えられないので、学力がある程度必要であるというのは否定できません。
では、「学力が高ければ塾講師のバイトで必ず採用される」、「難関大学の学生なら塾講師に必ず採用される」かというと、決してそのようなことはありません。
筆記試験・面接などの選考内容を総合的に判断して採用かどうかを決定するのですが、大切にしているのは「自分が保護者だとして、自分の子供をこの方に安心して預けられるか」という点です。
実際に面接を担当した中には、残念ですが不採用と判断した方も一定数います。塾によって基準はいろいろですが、少なくともこのようなケースは不採用にする可能性が高いです。
指導形態によって求められる講師像が異なる点も注意!
「個別指導」と「集団指導」では塾が求めている講師像が異なります。自分のやりたい指導形態と塾側が求めていることがマッチするかどうかも、採用・不採用を決める重要なポイントです。
<個別指導の場合>
・「コミュニケーション力」が必要
・「教える」より「ヒントを出しサポートする」ことが出来る
・状況に応じて柔軟な対応ができる
・生徒に寄り添う姿勢がある
<集団指導の場合>
・「プレゼンテーション力」が必要
・計画を立て、論理的に「教える」「伝える」ことができる
・生徒を導く姿勢がある
塾講師のバイトに採用されるには?採用担当が見ているポイント!
実際に塾講師の採用を担当していて「ここが採用・不採用の分かれ目」と思う点をお伝えします。これから挙げる点に気をつければ、採用の可能性は高くなります。
選考会場に着いたら元気よく挨拶!
まずは元気よく挨拶をすること。
時間にも注意しましょう。早すぎるのもNGです。
選考会場に着いたら、基本的に受付担当がいますので元気よく挨拶をしましょう。人と接する仕事になりますので、第一印象は大事です。
無言だったり、ぼそぼそと話したり、友だちに話すような感じだと、「このままでちゃんと生徒を担当してもらえるかな」と判断するポイントになります。
選考会場が初めて行く場所のことが多いと思います。採用試験に遅刻するのは論外ですので、余裕を持って早めに行動するのが良いでしょう。早め行動が良いとは言え、たまに1時間も早く来る大学生もいます。塾の授業は決まった時間割で進行しますので、スケジュール通りに動けないとマイナスです。
会場には5~10分前に到着できるように駅周辺で調整するなどした方が良いでしょう。
当日は清潔感のある服装で!
清潔感のある服装にしましょう。
塾によって、選考当日の服装は異なります。
スーツの場合も、私服の場合もどちらも同じなのですが、汚れていたり、髪の毛がボサボサだったり、無精ひげがあったりすると、やはり第一印象はマイナスになることがあります。
安いものでOKですので、清潔感を心掛けると良いでしょう。
塾講師のアルバイトの服装について詳しくまとめた記事がありますので、ぜひご覧ください。
面接では有利になるポイントをアピール!
緊張するかもしれませんが、大学入試や就活の面接ではありません。バイトの面接ですからアットホームな雰囲気で進むことが多いので、リラックスして臨んでください。
しっかり自分の有利になるポイントを面接担当にアピールしていきましょう。
採用になるために重要なのは「コミュニケーション」力!
面接では面接担当が何を聞いているのか、よく聞きましょう。
聞いていることと全く違っていることを答えたり、無理に事前に自分で決めていた話に持っていくことの無いように心掛けましょう。「この人は生徒の話を聞けない・聞かないタイプなのかな」と考えるポイントになります。重要なのは「しっかりとコミュニケーションが取れる」ことです。
塾講師のバイトの面接についてや志望動機の具体例について詳しくまとめた記事があります。宜しければご覧ください。
担当希望教科・科目と希望学年は複数の方が有利!
自分の希望はもちろん正直に伝えてもらって問題ありません。
この希望教科や希望学年だけで採用・不採用を決定することはありませんが、もし1名だけ採用しなければならないのであれば、「中学生だけに1教科を教えたい」方よりも、「小学生・中学生向けに3教科を教えたい」方のほうが有利なことは間違いありません。
複数教室がある塾では、勤務地の希望は少ないよりも多い方が有利!
勤務地の希望は無理をして伝える必要はありませんが、複数教室がある塾の場合では、希望を少し広げるのもポイントです。
面接前に自分の希望をまとめておくことをおすすめします。
複数会場で選考を進めている塾ですと、毎日どんどん採用者が決定しています。応募時に募集していた教室が選考当日には埋まってしまっていることもよくあります。
そうした場合に備えて、次の点をまとめておき、面接官に回答できるようにしておくとスムーズですし、採用する側も判断材料が多い方が助かることが多いのです。
特に、同じ路線に複数教室を持つ塾の場合は、勤務地の希望は多い方が採用を判断する時に有利になります。
逆に同じ路線に教室数が多くない塾や1教室しかない塾の場合は、「どうしてもこの教室で働きたいです!!」と熱意をアピールすることが重要ですね。
学力テストの結果はあくまでも参考データ!
受験指導色の強い塾を除けば、学力テストの結果はあくまで参考データに過ぎません。安心してください。
塾によって、教えたい学年によって内容が異なることもありますし、必要な教科数が違いますので、ここは応募時に必ず確認しておきましょう。
学力テストが0点でした・・・となれば話しは変わってきますが、基本的に学力だけで採用・不採用を判断することはありませんので、担当の指示に従って必要な教科の問題を解きましょう。ちゃんと選んでいない方だと、やはり「生徒の話を聞けない・聞かない人なのかな」と不安になります。もちろん埋められる解答欄は埋めておきましょう。
学力テストがどうしても不安な方は、中学生や高校生の時の英語や数学の教科書・参考書を軽く見直しておくといいでしょう。
学力テストの対策について詳しくまとめた記事がありますので、参考になさってください。
塾の採用担当が教える塾講師のバイトで採用になるためのポイント
採用・不採用の基準は塾によって異なりますが、学力テストの得点だけで決定する塾は少ないでしょう。学習塾の採用担当としての経験から、採用になるためのポイントをお伝えします。
もちろん、全てOKだからと言って採用を100%保証する訳ではありませんが、「コミュニケーション力」があれば、採用の確度をUPできます!
ぜひ塾講師のバイトにチャレンジしてみましょう!
栄光ゼミナールで塾講師のアルバイトをしてみよう!
首都圏の一都三県を中心に北海道・宮城・栃木・京都など約570教室を展開している学習塾『栄光ゼミナール』『栄光の個別ビザビ』『大学受験ナビオ』をご存知でしょうか?
『栄光ゼミナール』
小学生・中学生対象の集団指導
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小学生・中学生・高校生対象の個別指導
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高校生対象の個別指導
栄光ゼミナールをはじめとして、指導学年と指導形態によって学習塾のブランドが分かれていますので、自分が得意な科目で自分に合った塾を選ぶことができます。個別指導・集団指導は防疫体制をしっかりと整えた上で実施する対面型の授業だけでなく、生徒・職員の安心・安全を担保するためオンラインでの授業も取り入れています。
栄光ゼミナールの採用試験では、面接、高校入試程度の学力テスト2教科、適性検査を受けていただきます。生徒としっかりコミュニケーションが取れるかどうかを重視しますので、学力テストなどはリラックスして受けていただければ大丈夫です。
なお、栄光ゼミナールでは採用試験はオンラインで行っています(一部地域除く)。自宅で採用試験を受けることができますので、ご安心ください。
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