大学生に人気のアルバイトとしての塾講師。
軽い気持ちで塾講師のアルバイトを始めたはずが、いろいろと経験を重ねていくうちにやりがいを得て、本業として塾講師に就職を決める方もいます。塾講師のアルバイトはどんなところにやりがいがあるのでしょうか。塾講師の「やりがい」について調べてみました。
そもそも『やりがい』って何だろう?
『やりがい』とは何かをすることによって得られる達成感・充実感・満足感のことを意味しています。
自分が努力したことに対して、期待する結果が返ってきて初めて感じるのが「やりがい」です。
塾講師のアルバイトの場合、「授業をすること・教えること」が仕事です。
教える仕事をする塾講師の「やりがい」について代表的なことをお伝えします。
塾講師が教える仕事で感じる一番のやりがいは「生徒の成長」
塾講師は、教室で生徒に勉強を教えることが仕事です。
言葉で言うのは簡単ですが、実際は生徒本人の頑張りも必要なので難しいものです。
また、すぐに成績が上がるわけではなく、少しずつ点数や偏差値など目に見える形で表れてくるため、若干のもどかしさがあることは否めません。
今までは分数の計算が苦手で、毎回同じところでつまづいていた生徒が、自分がイチから教えてあげたら解けるようになった!
内申点を上げるには学校の提出物も大事なんだよ、という話をし続けていたら、少しずつ自分から取り組むようになった!
生徒が大嫌いと言っていた教科を自分が教えたことで、少し好きになったかも、と言ってくれた!
このように、学習塾では自分が講師として関わる=教えることにより、問題が解けるようになったり、勉強に対する生徒の姿勢に変化が表れてきます。
この生徒の成長が『やりがい』に直結しています。
教える仕事の中で得られる8つの「塾講師のやりがい」
生徒の成長は長期間生徒と接することで気づくことができますが、授業中もいろいろと大小さまざまな「やりがい」を感じることが多々あります。塾講師のアルバイトをしている中で見つけた、ささやかな「やりがい」をご紹介します。
生徒から「ありがとう」と言われた時
塾講師は言葉で教えるだけではありません。
後で読み返してもわかるようなノートの取り方を教えたり、暗記方法を教えることも大事です。
その生徒本人から、「先生のおかげでテストの点が上がったよ!」「学校でうまく発表できた!」という報告と共に、「先生ありがとう!」と言ってもらえるととても嬉しくなります♪
生徒のために、伝え方や板書方法を工夫し続けた努力が報われる一言ですよね。
塾講師のアルバイトをしている中でこれは大きな「やりがい」と感じます。
先輩講師や室長に褒められた時
「よくやってくれている」「頼りにしている」そんな言葉を教室長や先輩講師に言ってもらえると、もっと頑張ろうかなとモチベーションもあがります。
アルバイトとして働く自分のことを見てくれている人がいて、彼らから認めてもらえることで自分の存在価値を再認識することができます。
自分を必要としてくれているという自信を持つことで、やりがいを得られます。
自分が教える生徒の成績が上がった時
生徒の成長は偏差値やテスト結果、通知表等の数値で視覚的に見ることができます。
特に定期テストの結果については、塾講師として関わった自分への評価として見るのがストレートな捉え方です。
前回の得点から比較して10点上がった、10点下がった・・・など、塾講師を一喜一憂させるものです。
しかし、答案用紙の中を見ていると、いろいろと惜しい部分が見えてきます。
入試で同じようなミスをせず、点を取れるように復習を重ねましょう。
やはり自分が担当する生徒の成績が上がると素直に塾講師も嬉しいものです。
成績が上がった時の生徒の笑顔が見れることも「やりがい」に繋がります。
生徒が理解できた瞬間を見れた時
塾講師のアルバイトに限らず、誰かに教えたことがある人ならわかるかもしれません。
塾講師は生徒が理解しやすいように、「この伝え方はどうだろう?」「この方法なら伝わるかな?」「絵で書いてみたけどどうかな?」と考えながら授業を進めます。
子どもたちの反応はとっても素直です。
分からないところがあれば表情は暗いままですし、ちゃんと理解できている問題は言わなくても解いてくれたりします。
説明している中で、生徒が小さく『あ、そういうことか』とつぶやいてくれることがあります。
前触れなく、ふっと訪れるこの瞬間が、本当に理解できた瞬間だったりします。
本当に小さな反応ですが、この一瞬を見れるのは塾講師アルバイトの特権です。
自分の説明をちゃんと聞いて、理解してくれるのは本当に嬉しいことです。
生徒が自力で問題を解けるようになった時
重要なのは生徒が「自力」で問題を解けるようになることです。
問題の答えを教えるのは簡単ですが、それで講師とは言えません。
当たり前のように思うかもしれませんが、生徒が自分の力だけで問題を解くに至るまでが難しいのです。
諦めずに様々な角度から教え続け、繰り返し演習を重ねた結果、自分がヒントを出さなくても解けるようになります。
そんな姿を見て、塾講師としてのやりがいを感じることができます。
生徒が志望校に合格した時!
やはり塾講師のアルバイトをしていて嬉しいのは生徒が志望校に合格できた時です。
塾講師はこの日を迎えるために、生徒への指導力を磨き、叱咤激励しながらサポートし続けているといっても過言ではないと思います。
受験当日や合格発表の朝、実は生徒と同じくらい塾講師の方も緊張するものです。
「先生受かったよーっ!」という声を聞いた瞬間、これまでの苦労を忘れてしまうくらい嬉しい気持ちになります。さらなる次のステップに向かう生徒の成長を自分の子どものように喜べることと思います。
自分との関わりが、子どもの人生に影響を与えていると感じる職種は稀ではないでしょうか。
志望校に合格する姿を見れることは、受験生を担当する塾講師アルバイトの大きなやりがいです。
自分自身のスキルアップを感じた時
塾講師のアルバイトをすることで伸びるのは、「伝える力」と「コミュニケーション力」です。
生徒に理解してもらうため、毎回言葉を選びながら説明をしているので、自然と分かりやすく説明するスキルが身につきます。
言葉だけではなく、図や表を交えながら視覚的に理解してもらおうとする気持ちも強くなります。
塾講師のアルバイトの経験上、その方が相手に理解してもらいやすいことを知っているからではないでしょうか。
特に集団指導のアルバイトを経験したことがある場合は、人前で話すことが苦にならなくなります。
ある程度は緊張するかもしれませんが、一番初めに授業をした頃に比べれば、堂々とした振る舞いができると思います。
学校の先生を目指す方にはおすすめのアルバイトです。
授業を行うことを通じて、自分を少しずつスキルアップさせることがやりがいに繋がります。
就職活動でも塾講師として経験したことや身についたことは活かせます。就職活動で活かせることについてまとめた記事があるので参考にしてください。
受験学年を教える時
受験学年(中3や高3)の授業を担当することは、これまでの自分の実力や実績が認められているということです。
塾側からの期待に応えるため、努力する日々が続きます。
時には辛いこともあるかもしれません。
しかし、受験生一人ひとりの進路が決まり、塾を卒業していく姿を見送る時の達成感は非常に大きく、次年度に向けてのやりがいを得ることができます。
「小さなやりがい」も積み重ねれば「大きなやりがい」に変わる
これまで挙げた「やりがい」はあくまでも事例です。
実際、自分にとっての「やりがい」って何だろう?と考えてしまう人の場合、自分が何をすると満足感を得られるのか、どんな言葉をかけてもらうと自分が嬉しいのか、どんな状態になれば自分は満足できるのかを知っておく必要があります。
もし、現在塾講師として働いているけど、自分には教える仕事は向いていないのかもしれない・・・と思ってしまう時は、日々の授業や生徒との会話の中で「小さなやりがい」を見つけてみましょう。
やりがいは自分から見つけようとしない限り、つまらないという感情だけが積み重なってしまいます。
自分がこう言われたら嬉しいな、ちょっとあの子のために頑張ってみようかなと思うことを、少しずつ具現化していくと良いでしょう。
塾講師への向き不向きに関してまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください。
生徒の人生の記憶に残る塾講師
皆さんはこれまで多くの先生に出会ってきていると思いますが、その中に塾講師もいるのではないでしょうか。
受付のカウンターでいつも相談相手になってくれた先生。
合格発表で一緒に泣いてくれた先生。
自分のことをいつも気にかけてくれた先生。
もう名前は思い出せないかもしれませんが、あなたと同じように子どもたちの記憶に残りやすいのが塾講師です。
将来、もしかしたら自分のことも同じように思い出してくれるかもしれません。
実はこれも塾講師ならではの「やりがい」です。
これから塾講師を目指す方も、今も塾講師のアルバイトをしている方も、ぜひ子どもたちの記憶に残る先生になれるような「やりがい」を見つけてみませんか?
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