塾講師のアルバイトをしたいと思った時、自分が塾講師に向いているかどうか気になりますよね。
本当に自分は塾講師に向いているのだろうか、勉強が完璧にできないと塾講師に向いていないのだろうか、そう思っている人も多いと思います。
誰でも向き不向きがありますので、塾講師はどんな人が向ているのか・向いていないのかをまとめました。
ぜひ参考にしてみてください!
塾講師に向いている人とは
塾講師のアルバイト本来の仕事は、生徒たちに授業を行い、彼らが目標とする成績の向上や入試への合格に向けたサポートを行うことです。
成績は生徒本人の努力無しで急激に上げることはできません。
生徒本人が学ぶことに対して興味を持ち、自分でやってみようと思えるような流れができるように、塾講師側は様々な手段を講じながら接します。
では、そんな塾講師に向いている人の特徴をご紹介しましょう。
とにかく面倒見が良い人
生徒は一人ひとりが個性を持ち、塾に通う目的やつまづいてる部分や抱えている悩みが異なります。
そのため、同じ内容を解説するにしても、一人ひとりの理解度に合わせた解説をするのがベストです。
面倒見が良いと言われる人は、子どもの状況に合わせて手を差し伸べることができます。
これは無意識かもしれません。
「今どこまで進んでる?」
「あ、そこまではできてるね!次はどうするの?」
「何か困ってることはない?」
こんな声掛けができるタイプの人は塾講師に向いています。
声をかけられた生徒も、自然と自分の状況を言葉に出せるからです。
そうすれば解決までの道のりを示してあげることができます。
生徒の状況を引き出せる力として、この面倒見の良さは塾講師にとって強い武器となります。
よって、面倒見の良い人は塾講師に向いていると言えます。
何にでも興味を持つことができる人
何かに対して「興味を持つことができる」のは大事なことです。
生徒たちの個性に合わせた授業を行うには、そもそも生徒のことをよく知らないと難しいものです。
生徒の好きな漫画、生徒が好きなキャラクター、生徒が好きなスポーツ、生徒が好きな食べ物、生徒が最近ハマっているブランド・・・などなど。
講師自身の趣味や好きなものとは全く合わない子もいると思います。
ただ、生徒がハマっていることに対して、講師自身が興味を持つようにすると、生徒自身のことを理解することにつながります。
特に暗記することが多い科目の場合、生徒が興味があることと一緒に覚えさせると記憶に残りやすくなります。
意図的に生徒が興味があるものを引き合いに出し、そこから記憶に残していくことも塾講師の授業の進め方としては有効な手段となります。
絶えず情報に対するアンテナを立て、何にでも興味を持つことができる人は塾講師に向いています。
苦手科目の克服に向けた努力をした人
塾に通う生徒たちは勉強に対して何らかの不安を持った状態です。
定期テストの点数が上がらない、苦手な科目を何とかしたい、行きたい志望校はあるけど偏差値が足りない・・・など。
塾講師になりたいと思った人の多くは、同じような悩みや不安に向かって努力した経験があるのではないでしょうか。
少なくとも、「あの時こうしておけばよかった…」と当時感じたことを伝えるだけでも、生徒は塾講師の伝えることを人生の先輩の言葉として受け取ってくれます。
「テスト直前になって勉強始めるのはやめよう。(時間が足りないから)」
「わからないところは溜めないようにしよう。(後々大変だから)」
「大丈夫、みんな入試は不安だから。君だけじゃない。(先生もそうだった)」
このタイプの塾講師が発信するアドバイスには重みがあります。
自分自身が経験してきたことをよりリアルに伝え、
不安を解消できるようなアドバイスをしてあげることができます。
このことから、苦手科目の克服に向けた努力をした人は塾講師に向いていると言えます。
逆に塾講師に向いていない人ってどんな人?
どんな職業にも向き不向きはあると思います。
今まで出会ってきた塾講師や塾講師と生徒たちのやり取りを見ている中で、塾講師には向いていないかもしれないと感じる人の特徴をご紹介します。
人ができないことに苛立ちを感じやすい人
自分にとってどんなに簡単な問題であっても、生徒にとっては非常に難しい問題であることはよくあります。
1つ覚えれば10出来るタイプの子もいれば、一つずつこなしながら自分の力に変えていく子もいますので、必ずしも全員が同じスピードでできるようになるわけではありません。
そのため、生徒が悩んでいる姿を見て毎回苛立ってしまい、早く解いてほしいが故にすぐ答えを教えてしまうような塾講師は、塾講師には向いていないかもしれません。
生徒が自分で考えて、自分で答えを出せるようになるまで、辛抱強く生徒と向き合える人が塾講師には向いています。
ただ、どうしてもそういう場面は出てくると思います。
そんなときは、悩んでいる時間も生徒にとっては成長の時間になっていると考えてみてください。
きっと生徒は頭の中で「どうやって解けるんだろう?こうすればいいんだっけ?」と考えているはずです。
あまりにも悩みが深そうであれば、「今どんな状態?どんなことを考えていたの?」と聞いてみると良いでしょう。
イライラしている自分が消え、目の前の悩んでいる生徒のために教えてあげようという気持ちの方が強くなるのではないでしょうか。
間違っても「なんでそんなことがわからないの?」と言ってはいけません。
生徒自身ちゃんと考えていることがあるので、まずは聞いてあげることが大切です。
自由に自分の時間を使いたい人
塾講師のアルバイトは、勤務曜日や時間が固定になることが多くなります。
塾に通ったことがある方ならわかるかもしれませんが、学習塾は習い事と同じで、契約時に生徒が通う曜日と時間を決めるところが大半です。
また、生徒の成長を把握できるように、個別も集団も担任制で授業を行っています。これは家庭教師も同じで、毎回同じ生徒の家を訪問することになります。
生徒側も塾以外の習い事をしていることもあるため、急にスケジュールを変更することが難しい場合があります。
もちろん体調不良や冠婚葬祭等、やむを得ない事情がある場合は相談に応じることもできますが、毎回のように勤務シフトを変更してしまうと、担当する授業の生徒・保護者の方への不信感につながってしまいます。
時間にとらわれず、自分の時間を自由に使いたいと考えている人の場合は、塾講師には向いていないかもしれません。
しかし、稀に自由にシフトに入れる学習塾もありますので、探してみても良いのではないでしょうか。毎回新しい生徒を担当する楽しみ方もありますので、あきらめずにチャレンジしてみてほしいと思います。
勉強ができないから向いてないんじゃないか、と思ったら。
これまでで学力に関して述べることはありませんでした。
塾講師は生徒たちの学習に関する目標や志望校合格に向けた授業を行うのが塾講師にもっとも重要なミッションとなります。
そのため、各塾が設けている採用基準を乗り越える学力は必要です。
また、塾講師に向いている・向いていないことに関しては、希望する学習塾の特色によっても変わってきます。
受験指導がメインの学習塾では、受験知識の豊富な方や浪人の経験がある方が向いているかもしれませんし、学校の授業の補習指導がメインの学習塾では、より噛み砕いた教え方ができる方が向いているかもしれません。
僕はあまり勉強は得意じゃなかったから、自分には向いていないだろうなぁ。
「勉強できる=塾講師に向いている」と思うのはちょっと違うんですよ。
勉強ができるから塾講師に向いている、という考え方は必ずしも正しくはありません。
塾講師は勉強ができるか・学力が高いかどうかよりも、生徒にとって分かりやすい説明ができるかどうかが大きなポイントです。
塾講師の仕事は自分が問題を解くことではなく、生徒たちに理解しやすいように説明をし、きちんと解けるように生徒たちを導くことです。
正直、塾講師として採用された時の偏差値よりも、講師として経験を積んだ後の偏差値が1.5倍以上上がる大学生もいます。
入試問題に関しても、現役の時には解けなかった問題が、塾講師をしている今はサラサラと解ける講師の方が多いのです。
なるほど!学力よりは生徒のことを考えて教えることができるかが大事なんだね。
塾という空間に慣れてみることから始めてみよう!
まだ「自分が塾講師に向いているか分からない」という状況であれば、教室の中で塾講師のアルバイトの働き方を見てみるのも良いでしょう。
学習塾の中では、塾講師の他にチューターや事務スタッフなど、授業以外を担当するスタッフがいます。
教室の雰囲気や塾講師の働き方を知るには最適の職種です。
塾講師の雰囲気を間近で見ることで、もしかしたら自分にもできるかもしれないと思う日が来るかもしれません。
チューターや事務スタッフを経て、塾講師になる方も多くいらっしゃいます。
まずは、自分が塾講師のアルバイトをやってみようと思った気持ちを大事にしてみませんか?
出来ることから始めてみましょう!
栄光ゼミナールなら自分に合う授業形態も選べる!
首都圏を中心に約570教室を展開している学習塾『栄光ゼミナール』をご存知ですか?
栄光ゼミナールでは、小学生・中学生・高校生を対象に、自分が得意な科目で授業を担当していただきます。
集団指導・個別指導・オンライン指導など、自分に合った指導形態も選べます。
塾講師に自分が向いているかわからない、そう考えている方も、まずは塾講師なりたいと思った気持ちをそのまま形にしてみてはいかがでしょうか。
栄光ゼミナールに応募する方の多くは大学生や未経験の方も多くいらっしゃいます。
まずは塾講師に興味のある方、まずは栄光ゼミナールに応募してみませんか?