塾講師のアルバイトは大学生に定番のアルバイトの一つです。時給が高い、週1日から勤務可能で学業との両立が出来る、さまざまなスキルが身につくなど、塾講師のアルバイトは大学生にとって魅力的なアルバイトです。
一方で、実際に塾講師のアルバイトを始めてみると、「塾講師の仕事がきつい…」「塾講師は難しい…」「授業がうまくいかない…」など塾講師ならではの悩みに直面する方も多いのではないでしょうか。
今回は、塾講師の悩み相談として、塾講師のアルバイトはきつい・塾講師のアルバイトが難しいと感じた場合にどのようにすればよいか、解決法のヒントを探っていきます。
塾講師の仕事がきつい・・・
塾講師のアルバイトは、昨今話題に上るブラックバイト問題があることから、多くの塾で仕事内容や給与について改善が進んでいます。
塾講師のアルバイトの仕事を「きつい」と感じるか楽しいと感じるか、結論はその人の感じ方によるところも大きいです。人の感じ方は思考の仕方やこれまでの背景などにより十人十色ではありますが、実際に塾講師のアルバイトを「きつい」と感じた場合にどのようにすればよいか、具体的に探っていきたいと思います。
時間外業務が多い・授業以外の業務が多いのがきつい・・・
多くの塾では、塾講師のアルバイトの仕事として授業以外の業務があります。きついと感じやすい業務について、具体的に挙げて解決策を探っていきます。
指導報告書といった塾指定の書類を書くのが大変・・・
特に個別指導の塾では、保護者への報告をするため(保護者へ渡すため)や教室でその日の指導のエビデンスとして残すために、指導報告書のような塾指定の書類を書くことになります。きつい・面倒と感じる塾講師のバイトは多いようです。
全ての授業が終了した後にまとめて記入しようとすると、時間も掛かりますし、連続で授業を担当していた場合は最初の授業について思い出すのも大変です。
「後からまとめて書けばいいや」とは思わずに、授業開始前や休み時間に書ける部分はどんどん書いてしまいましょう。あまりおすすめはしませんが、個別指導の場合ならば生徒が演習としている間に、その単元や問題を報告書に記入してしまえば、後から「今日は何ページのどんな問題を解いたんだっけ」と探す必要がなくなります。
効率よく記入すれば、授業時間が終わってから長い時間をかける必要がなくなります。ほんのちょっとした時間の有効活用がポイントです。
生徒の質問を受けるのがしんどい・・・
授業が終わって「塾講師のバイトが終わった!さあ帰ろう!」という時に、生徒から質問を受けることがあります。特に帰宅間際に生徒の質問を受けるのがきついと感じる塾講師のアルバイトも一定数います。
このような場合に、「ごめん無理…」と言って断るのはなかなか難しいものです。多くの塾では、一人の生徒を何人かのスタッフで担当していますので、周りの講師に協力してもらうと良いでしょう。それが難しい場合は、生徒に「何曜日のどの時間だったら対応できるか」を伝えてしまうのも一つの方法です。
日頃から、特に同じ教科や科目を担当する講師同士や、同じ曜日に勤務する講師同士でつながりを作っておくと、このような急なヘルプが必要な時にとても助けになります。
なお、質問対応にも、多くの塾では手当や業務給といった授業担当時とは別な給与を支払うのが一般的になっています。勤務先の塾ではどうなのか、一度確認をしておくと良いでしょう。
なお、首都圏中心に展開する学習塾「栄光ゼミナール」では、授業を担当する際に生じる生徒の質問対応や授業後の報告などの業務には、別途手当や業務給という給与をお支払いしています。
季節講習やオプション講座の営業があるのが負担・・・
多くの塾では、夏期講習や冬期講習などの季節講習や入試直前期に、受講授業数を増やしてもらったり、通常生徒が受けていない授業講座やオプション講座を受けてもらうための営業活動(受講講座を増やしてもらうための説明)を依頼されたり、場合によってはノルマを決められることがあります。教えること以外の業務でもあり、営業活動をきつい・負担と感じる塾講師のアルバイトは多いようです。
ただ指示されたから…というだけでは確かにきつく感じることもあると思います。こういう場合は、担当している生徒の「その先」をイメージするのが良いでしょう。
追加で授業を受講してもらうことで、担当生徒の理解度が進み成績が上がれば、生徒のためになるのは当然ですが、自分の担当する授業が格段にやりやすくなるという利点があります。今まで説明できなかった問題まで授業中に説明できるようになったり、理解度が進み成績が上がればそもそも生徒自身の勉強に対するモチベーションも上がります。生徒の理解スピードが速くなり、理解度も深くなります。今までは少し忘れがちだった宿題を必ずやってくるようになるなどということもあります。
季節講習やオプション講座を受講することで、結果的に成績向上や志望校合格につながるのであれば、生徒のためになり、通わせてくれている保護者のためにもなり、塾講師をする自分のためにもなります。もちろん塾はボランティアではありませんので、受講してもらうのは塾のためにもなります。全ての人がWIN-WIN関係になるのでしたら、きつく感じる必要はなくなるでしょう。
授業準備に時間がかかるのがきつい・・・
教科書やテキストに書いてあることをそのまま生徒に伝えるだけでは、生徒に理解してもらうことは難しいものです。そもそも問題の解答も確認する必要がありますし、どのような順番で教えれば良いか、どこで質問をすると効果的か、演習を取り入れるタイミングはどうするかなど、工夫して授業準備をしようとすると時間が掛かります。
授業準備はもちろん授業に関連する業務ではありますが、授業そのものではないためきついと負担感を感じる塾講師のアルバイトは比較的多いです。
多くの塾では、教科書やテキストの解答は完備されていますので、解答の確認に時間掛ける必要はないと思いますが、授業をどう工夫しようかと準備をするのは確かに時間が掛かってきつく感じるかもしれません。
一番の解決策は、一人で悩むのではなく先輩の講師や社員に相談することです。塾講師のアルバイトでは誰もが一度は経験することですので、同じ経験をした先輩の講師や社員から、アドバイスしてもらったり具体例を挙げてもらうのが、最も効率的で効果的です。
特に塾講師経験の少ないうちは一人で悩んでもなかなか解決するまでに時間が掛かります。良い意味で、周りの人たちをうまく「使う」ことがポイントです。もちろん、この先に後輩の講師から同じ悩み相談を受けた場合は、今度は先輩としてアドバイスをしてあげてください。
授業がうまくいかない・・・
塾講師のアルバイトの仕事の中心は、やはり生徒に教える授業です。それだけに、塾講師のアルバイトを始めたばかりの大学生だけでなく、指導経験のある大学生でも「授業がうまくいかなくて難しい…」と感じることは多いものです。
生徒にうまく伝えられない・うまくいかなくて難しい・・・
塾講師のアルバイトで「授業がうまくいかなくて難しい」と感じる場合の多くは、「言いたいことを生徒にうまく伝えられていない」「どのように教えたらよいか分からない」という場合です。
ここでは、授業がうまくいかない場合にどうすればよいのかについて、具体的な解決策のヒントを探っていきます。
具体例から始め、その後に抽象的な話をする
苦手な生徒に教える場合は、いきなり公式などの抽象的な概念を伝えてもなかなか理解してもらえないことがあります。具体例から伝えて、そこから分かることを確認し、公式などの抽象的なものへと説明をつないでいくと良いでしょう。
かみ砕いて別な表現に転換する
教科書やテキストに載っている表現をそのまま伝えるのではなく、表現をかみ砕いて言い換えたり、生徒に身近なものや具体的なもので置き換えると伝わりやすくなります。
繰り返して強調する
生徒に伝えたいことも一度だけではなかなか伝わらないことがあります。重要なところほど、同じ授業の中で何度も繰り返すようにすると生徒の理解度や定着度が上がり、授業がうまくいきます。
できて当然と思わない
自分の理解度(自分はこうだった・自分はここまで知っていたなど)を元に生徒に伝えようとしても、当然自分と全く同じ人などいない訳ですからうまく伝えることはできません。場合によっては、「どうしてこんな問題が解けないんだ」などと思ってしまうことにもつながります。もちろんこのようなことでは授業がうまくいく訳はありません。
何らかの不安や課題があるからこそ、生徒は塾に通って来てくれているということを忘れないようにしましょう。できて当然と思わないことが重要です。自分にとって簡単であることと、生徒にとって簡単であることは全くの別物です。むしろ、できなくて当然というスタンスでいれば、生徒にうまく伝えることができるはずです。
わかりやすい授業のやり方について詳しくまとめた記事があります。ぜひご覧ください。
塾講師は責任が重い・・・
塾講師のアルバイトを責任が重いから「きつい」「難しい」と感じる大学生も多いかもしれません。
塾講師のアルバイトは、確かに責任が全くないと言い切るのは難しい仕事ですが、アルバイトとは言えどのような種類の仕事でも、大小の程度の差はあっても、責任を必ず伴うものです。
きつい・大変とネガティブにとらえず、ポジティブなとらえ方に変えることが出来れば、かえって塾講師のアルバイトのやりがいや楽しさにつながっていくでしょう。
生徒の将来に関わるので責任が重い・プレッシャーがかかる・・・
生徒の成績や入試結果によってその生徒の進学先に影響が出ます。その進学先によって、その後の将来の方向性や選択の幅がある程度決まると考えると、塾講師のアルバイトは生徒の将来に関わると言えますので、きつい・責任が重いと感じるアルバイトの大学生は多いでしょう。
とは言っても、生徒の将来が全て大学生のアルバイトで決まるということでは一切ありません。
実際のところ、塾の中では社員をはじめ先輩講師・同僚・後輩講師と共に一つのチームとして仕事をしています。チームの全員でその生徒を支えている訳ですので、過度に責任が重い・プレッシャーがかかると考える必要はありません。また、生徒を支えるという意味では、ご家庭や学校の存在も大きいですので、塾の果たす役割はその一部にしか過ぎません。
塾講師のアルバイトは、生徒の将来の選択肢決定に少なからず影響があるのは事実ですが、あくまでチームの一員としての関わりであって、一個人としての関わりではありません。チームとして関わることで、生徒の将来へのサポートが少しでもできれば、それは塾講師のアルバイトのやりがいにつながっていきます。
【塾講師の悩み相談】きつい・うまくいかない・難しいと感じた時は?
今回は、塾講師の悩み相談として、塾講師のバイトはきつい・塾講師のバイトがうまくいかない・塾講師は難しいと感じた場合にどのようにすればよいか、解決法のヒントを探ってきました。
塾講師のアルバイトがきつい・うまくいかないと感じるのか、楽しい・やりがいがあると感じるのか、その人の感じ方次第であるのは間違いありません。人の感じ方は、思考の仕方・志向性・これまでの背景・環境によるところが大きいと言えます。
一見きつくて困難に思えることも、その後自分自身が大きく成長するきっかけとなったり、自分の糧になることが多いものです。少し視点を変えて、ポジティブにとらえてみると良いかもしれません。また、先輩講師や社員に相談して解決できることも多いはずです。
それでもなお、「やっぱりきつい…」という場合は、思い切ってバイト先の塾を替えることも一つの選択です。
首都圏中心に展開する学習塾「栄光ゼミナール」では、教室で先輩講師や社員に悩み相談をすることができるだけでなく、フリーダイヤルで相談できる専用の窓口がありますので、安心して塾講師のアルバイトが出来ます。
塾講師のアルバイトは大学生に定番のアルバイトですし、それだけ魅力もあるバイトです。やりがいを感じながら楽しくアルバイト生活が送れるように、栄光ゼミナールは応援します。
栄光ゼミナールで塾講師のアルバイトをしてみよう!
首都圏の一都三県を中心に北海道・宮城・栃木・京都など約570教室を展開している学習塾『栄光ゼミナール』『栄光の個別ビザビ』『大学受験ナビオ』をご存知でしょうか?
『栄光ゼミナール』
小学生・中学生対象
少人数制の集団指導
『栄光の個別ビザビ』
小学生・中学生・高校生対象
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『大学受験ナビオ』
現役高校生対象
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栄光ゼミナールをはじめとし、指導学年と指導形態によってブランドが分かれていますので、自分が得意な科目で自分に合った塾のブランドを選ぶことができます。個別指導・集団指導は対面型の授業だけでなく、地域によってはオンラインでの授業も取り入れています。
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